実体験に基づくセラミック矯正の
失敗例と成功例
(モニター患者様の声)

セラミック矯正で後悔しないために知っておきたいこと

セラミック矯正は賛否両論ある治療なので、安易に治療を受けてしまい後悔されている方もたくさんいらっしゃいます。

セラミック治療で後悔しないためにはどうすればいいのかまとめましたのでご覧ください。

目次

セラミック矯正とは

出っ歯や歯並びが悪い(たとえば1本だけ歯が内側に生えている)時に前歯を4〜6本削って、綺麗な歯並びのセラミックを入れる治療です。

短期間で綺麗な歯が入るので芸能人や若い女性を中心に人気の治療です。

しかし歯を不健康な状態にすることが多くトラブルになりやすいので「早く綺麗な見た目になる」という良い面だけにつられて安易に治療を選択するのは注意が必要です。

セラミック矯正の失敗例

①歯が痛くなる(歯髄炎)

セラミック矯正は歯並びが悪い歯をたくさん削ることで良い歯並びに変えます。

そのため通常のセラミック治療よりも歯を削る量が多くなる傾向があります。歯を多く削ると歯の内部にある神経(歯髄)が炎症を起こして痛くなります。

それを防ぐ為には歯の神経を取る必要があります。

歯の神経を取ると歯の寿命が短くなる為、結果的にセラミック矯正は歯を不健康にしてしまうリスクが高いです。

②歯が膿んでくる(慢性根尖性歯周炎)

上記のように歯の神経を取る可能性が高いセラミック矯正ですが、神経を取る処置が雑になる傾向があります。

特に美容歯科では1日で4〜6本の歯の神経を取り、その日のうちに綺麗な歯並びになることが宣伝されていますが、1日に4〜6本の歯の神経を取る治療をするには通常、何時間もかかります。

雑に神経の治療をしてしまうと、数年後に根が膿んできて歯茎からニキビのように膿が出てくることがあります。

こうなった場合は、せっかく綺麗にしたセラミックを壊して根の治療を行うか、歯茎を切って外科的に膿を取り除く必要があるため、神経を取る場合も丁寧に治療を行う必要があります。

③歯と歯茎の境目が黒くなる

これも神経を取った歯によく起こりますが、神経を取った歯は黒く変色してきます。

ですので歯の根元までしっかりセラミックで覆わないと歯と歯茎の境目が黒くなり見た目が悪くなります。

④歯茎の腫れが引かない

これは全てのセラミック治療において言えることですが、セラミックと自分の歯との間に段差ができると、そこの歯茎に炎症が起こって腫れてきます。

歯ブラシのたびに出血がある場合には歯茎が腫れている可能性が高いです。

これを防ぐには「歯肉圧排」という処置を行い、段差ができないように精密に作る必要があります。

段差ができていても患者様には気づかれないことが多いので、この処置を省いているセラミック治療は意外と多く、注意が必要です。

⑤細長い歯が並んで見た目が悪い

歯並びが悪い方は、そもそも歯が並ぶスペースが足りなくて歯並びが悪くなっていることが多いのですが、通常の矯正を行わない場合はスペースが足りないまま歯を並べることになります。

すると通常よりも細長い歯を並べることになるので、思っていた見た目に仕上がらない場合があります。

歯を削る前に、まず完成イメージを確認しておくことが大切です。

診断用ワックスアップという工程を挟むと完成の歯のイメージがつきやすくなるのでおすすめです。

⑥金属アレルギーが起きる

セラミック治療といっても様々です。

土台だけ金属でつくりその表面にセラミックを焼き付ける方法が昔は主流でした。金属を使ったセラミック矯正の場合は金属アレルギーが起きる可能性があります。

現在は金属を全く使わないオールセラミックが主流なので気になる方は一度確認された方がよいです。

セラミック矯正で後悔された方の
実体験

セラミック矯正に向いている方

①神経を取っている、または取る必要がある歯が多い

セラミック矯正をするために健康な神経を取るリスクについては既にお話ししました。

しかし、すでに前歯に神経を取っている歯が多い(たとえばセラミック矯正のやり直しなど)、または虫歯などで神経を取らなければならない状態まですでに進んでいる場合などはセラミック矯正の方が結果が良いです。

神経をとっている歯を矯正治療で動かすと、歯が折れてしまうリスクがあります。

また矯正終了後に歯は元の歯並びに戻ろうとするので、矯正よりもセラミックで歯並びを改善する方が良い歯並びで長持ちすることが多いです。

②矯正ができないくらい骨が薄い

歯は骨に囲われていないと神経が死んでしまったりグラグラ揺れてきたりします。

矯正治療によって骨の外側に歯が飛び出してしまうこともあり、そうなると歯の健康は損なわれてしまいます。

骨の外側に歯を動かしたりしないだろう、と思われるかもしれませんが矯正専門医でも骨の状態を確認せずに矯正治療をする先生は多く「骨の厚みを踏まえて矯正治療」はまだまだ普及していません。

当院ではあまりにも骨が薄い場合は矯正治療をおすすめしないため、そういう場合にはセラミック矯正の方が歯の健康を保てると考えています。

③どうしても短期間で治療を終える必要がある

結婚式に間に合わせないといけない、などどうしても短期間で治療を終える必要がある場合にはリスクをご理解いただいた上でセラミック矯正を行なうことがあります。

しかし、長い目でみると将来的に後悔する結果につながるため相談しながら治療方針を決めさせて頂きます。

通常の矯正治療でも早く終わらせる方法はあるので期間に制限がある場合にはご相談いただければと思います。

しちご歯科のセラミック矯正

治療内容:ジルコニアレイアリングクラウン4本
治療期間:3ヶ月
費用:下記参照
デメリット:歯の神経が失われるため歯が割れるリスクが上がります。

セラミック矯正を受ける
医院の選び方

ここまでお読みいただいた方の中には「結局自分にはセラミック矯正が合っているのか、普通の矯正が合っているのかどっちだろう」と悩まれる方も多いと思います。

最後にどういう医院を選べば、自分に合った治療法が見つかるのかをご説明します。

①審美治療と矯正治療の両方ができる医院を選ぶ

美容歯科などの審美治療だけをしている医院はセラミック矯正を提案することが多く、矯正専門医などの矯正治療だけをしている医院は矯正治療を提案することが多いです。

どちらの治療もやっている医院では、症例に応じて提案をしてくれるので自分に合った治療法が見つかりやすいです。

②治療前のカウンセリングが充実している医院を選ぶ

治療を成功させるには、どんな悩みを抱えているのか、どこを一番に解決したいのか、などのお気持ちを治療方針に反映していく必要があります。

治療前のカウンセリングが充実している医院であれば、自分の気持ちをよく聞いてもらえます。

治療を受ける部屋とは別にカウンセリングルームを作っていたり、トリートメントコーディネーター(TC)が勤務している医院を選ぶと自分が納得できる治療を受けられるはずです。

③精密なセラミック治療を行なう医院を選ぶ

セラミック治療といってもピンキリで、レントゲンを撮ると歯とセラミックの間に隙間ができているセラミック治療も実は多いです。

精密なセラミック治療を受けるためには、

  • 歯肉圧排を行なっているか
  • セラミック用の器具で歯を削っているか
  • セラミック用の下処理してから歯に接着しているか

などが重要です。

なかなか確認ができないと思いますが、安価なセラミック治療はこれらを省いている可能性が高いのでお気をつけください。

医院のホームページやSNSなどでこれらについて記載があるか調べてみるのも良いと思います。

④定期的なメンテナンスをしてくれる医院を選ぶ

最初は綺麗に仕上がったセラミックでもメンテナンスを怠ると、虫歯になったり歯茎が痩せて見た目が悪くなることがあります。定期的なメンテナンスを行なってくれる医院で綺麗な歯を長持ちさせましょう。

治療費用について

例:前歯4本をセラミック矯正する場合

診断用ワックスアップ 4本(1本 5,500円) 22,000円
プロビジョナルクラウン(仮歯) 4本(1本 11,000円) 44,000円
ジルコニアレイアリングクラウン 4本(1本 165,000円) 660,000円
お支払い総額 726,000円

※金額は一例です。治療本数、治療内容によって変わりますので、詳しくはお問い合わせ下さい。

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