wisdom 親知らず

親知らず抜⻭の痛みが不安な⽅へ

痛みに最大限配慮した親知らずの抜歯を実施

患者さまの中には「⻭医者が苦⼿」と感じられている⽅が多くいらっしゃると思いますが、その根本の原因としては「治療前や治療時の痛み」があるからです。
当院では、患者さまに「全然痛くなかった」と思っていただけるよう、できる限り「痛みに配慮した治療」を⼼掛けています。

  1. 表⾯⿇酔と
    痛みの少ない⿇酔針
    麻酔を刺入する前に粘膜に表面麻酔を行って、細い注射針を使って麻酔を行いますので、麻酔時の痛みはそれほどありません。麻酔が効いてしまえば術中に痛みを感じることはありませんので、ご安心ください。
  2. 短時間での
    抜歯が可能
    できるだけ短時間で手際の良い抜歯を心がけています。横向きの親知らずでもほとんどの場合45分程度で抜歯可能です。組織への侵襲が少ないほど術後の腫れや疼痛も少なくなります。
  3. 歯科用CTスキャンに
    よる
    精密な治療
    最新の歯科用CTスキャンにて親知らずの位置や形、骨の状態、神経の走行、副鼻腔の形などを十分に把握して、状況に合わせた的確な方法で抜歯を行います。外科処置に適した専用のオペ室を用意しておりますので、安全に確実な処置が行えます。

親知らずによる痛みや腫れを抱えている方へ

親知らず残した⽅が良い?抜いた⽅が良い?

抜⻭した⽅が良い親知らず

基本的な考え方としては、「抜くことのメリット」が「抜かないことのメリット」を上回った場合に抜歯が推奨されます。

  • 親知らずが原因で強い痛みがある
  • 親知らずが原因で過去に何度も痛みや腫れを繰り返している
  • 重度のむし歯になってしまっている
  • 矯正治療の妨げになる
  • 親知らずが原因で手前の歯が虫歯になってしまっている
  • 親知らずの存在が歯周病を悪化させている
  • 将来的に親知らずがトラブルになる可能性が高い場合

残した⽅が良い親知らず

  • 正常に生えており、むし歯や歯周病の原因になっていない
  • しっかりと上下で咬んでおり、機能している状態
  • 患者自身のセルフケアでトラブルなく日常的に安定して推移している

このような親知らずの⽣え⽅の場合、⽣活に⽀障がないため抜く必要はありません。

親知らずによる症状

  • 痛み
  • 腫れ
  • 開口障害(口が開かない)
  • 虫歯
  • 歯周病
  • 顎関節症
  • 口内炎

難しい親知らずの抜⻭にも対応可能

最新の⻭科⽤CTスキャンで安⼼・安全な親知らず抜⻭が可能

基本的には、ほとんどの親知らず抜歯が当院で可能です。

ただし、ケースによっては、全身疾患との兼ね合いから麻酔科等の緊急事対応が可能な環境下での抜歯を医科より推奨されるケースもございますので、その際は紹介させて頂きます。

また、手術侵襲が大きく鎮静下、全身麻酔下での抜歯が推奨されるケースなども紹介させて頂いております。

  1. まっすぐの親知らず まっすぐの親知らず
  2. 親知らず抜⻭の難易度 知らずの抜⻭は正常に⽣えている場合、
    普通の⻭を抜くのと同様に⽐較的簡単に抜くことが
    できます。
    親知らず抜⻭の治療時間 1本 約15−20分
    親知らず抜⻭の費用 約5,000 〜 8,500円(保険診療3割負担)
    抜歯の難易度
  3. 斜めの親知らず(半埋伏) 斜めの親知らず
  4. 親知らず抜⻭の難易度 ⼀般的な親知らずの⽣え⽅で、問題なく抜くことが
    できます。
    親知らず抜⻭の治療時間 1本 約40−60分
    親知らず抜⻭の費用 約6,000 〜 9,500円
    ※親知らずの生え方により、価格変動あり
    抜歯の難易度 ★★

親知らずの抜歯の治療の流れ

治療の流れ

  1. 麻酔を行います通常の歯科治療と同じように表面麻酔を塗ってから、麻酔を行います。さらに、下あごの抜歯の場合は、伝達麻酔という方法でしっかり麻酔を効かせます。
  2. 歯ぐきの切開をします必要な場合には、歯ぐきを切開します。横向きに骨に埋まっている場合は切開の量が多くなります。
  3. 骨を削ります歯の頭の部分が見えるように骨を削ります。(始めから頭の部分が見えている場合は骨を削る必要はないです)
  4. 親知らずを分割します歯が横に向いていて、そのままでは抜けない場合は親知らずを分割して少しずつ抜いていきます。
  5. 歯を抜きます力を加えて歯を抜きます。あごに負担がかかることもあります。
  6. 縫合をします傷口が大きい場合などは糸で縫います。

抜歯後の注意点(腫れ、痛み止め、その他)

  • 術後、出血が24時間続きます。
    少量の出血であれば問題ありませんのでご安心ください。
  • 腫れる、お口が開けにくい、などの症状が出ることがありますが、1〜2週間の間に落ち着く方がほとんどです。これらが起こらないこともあります。
  • 痛みの経過は人それぞれですが、痛みどめを飲んでもらいつつ、痛みを落ち着けていく形です。
    腫れと痛みのピークは3〜4日後程度ですが、長くとも2週間程度ではほとんどの方は落ち着きます。
  • 止血を促すために、激しい運動、飲酒、サウナ等は当日はお控えください。
  • 歯を抜いた部分に血液が満たされ、「血餅」というかさぶたのようなものを作って治っていきます。
    唾液に血が混ざらなくなるまでは強いうがいは控えてください。
  • 抜歯部位意外の口腔内は術後感染を避ける目的でも清潔に保つ必要があります。歯磨きや含嗽は指示に従って行ってください。

親知らずを抜歯する際の
医院の選び方

患者さんが歯科医院を選択する基準について

どの歯科医院でも親知らずの抜歯ができるわけではありません。

特に下あごの親知らずの抜歯をするときには、親知らずの根の曲がり方や、下歯槽神経と呼ばれる大きな神経との距離をみるためにCT撮影ができることが必須です。

また、歯ぐきを切開したり骨を削るなどの処置が必要になることも多いため、そういった外科処置をよく行っている医院を選ばれることをおすすめします。

親知らずの抜歯を自院で行わずにすぐに大学病院に紹介する医院は、外科処置を多く行われていない可能性がありますのでご注意ください。

こんな医院での抜歯をおすすめです

  • CT撮影が行える
  • 口腔外科などの標榜がある
  • 外科処置をよく行っている

そんな歯科医院がおすすめです。

当院でも、大学病院などの歯科口腔外科で抜歯を希望される患者様には「紹介」をさせて頂いております。

一方、大学病院などの高次医療機関では請け負わなければならない専門的な疾患も多数存在するため、「親知らずの抜歯」はすぐにしてもらえないことが多いです。診察時間や曜日にも制限があるため「行きたいけど行ける時間がない」というお声はよく聞きます。

そういった患者様のご要望にお答えするために街の歯科医院は存在するのですが、前述のように、技術と経験が必要です。

親知らずのよくある質問について

親知らずについて

親知らずとは?

親知らずとは、専門的には第三大臼歯と言います。奥歯には大臼歯という、大きな歯があるのですが、大臼歯の3番目の歯を俗に親知らずと言われています。

親知らずはなぜきちんと生えないのか?

あごの骨が小さく、歯が生える十分なスペースがないと横向きで生えてきます。

何歳くらいで生えてくるのか?

通常は20〜25歳頃に生えてきます。しかし横向きに生えている場合は、手前の歯に当たってそれ以上生えてこないので、親知らずの頭が少し生えているだけで止まっていることも多いです。

親知らずと歯並びの関係について

親知らずと歯並びの関係性はありますか?

論文によりますと、親知らずが生えることと歯並びが悪くなることの関係性を明言しているものは多くありません。しかし「親知らずが生えてきたせいで前歯の歯並びが悪くなった」という患者さまの声はよくお聞きしますので、歯並びが気になる患者さまには親知らずの抜歯をお勧めしております。

矯正の際の親知らず抜歯は必要ですか?

前歯が出ているのを治すために矯正をすることがよくあります。その場合は前歯を中に入れるためのスペースを確保する必要があります。奥歯を後ろに移動させてそのスペースを確保する時には、親知らずが邪魔になるので抜歯を行う方が良いです。

親知らずを抜くと小顔になる?

小顔になる効果は期待できません。

親知らずの痛みについて

痛みと原因となる要素はどのようなものがありますか?

  • 食べ物がつまりやすい
  • 歯磨きがしづらい
  • 軽度の損傷で腫れやすい
  • 腫れた歯ぐきを上の歯が噛んで痛みが出る

これらの原因により炎症が起きて痛くなります。

生えてくる際に痛みなどありますか?

親知らずに限らず、歯が生えてくる時には歯ぐきに炎症が起きやすいため痛みを伴うことが多いです。

治療について

抜かないで治す方法はありますか?

抗生物質で腫れや痛みを抑える方法はありますが、原因の除去はできていないため再発します。

抜けなくて途中で中止されることはあるの?

当院では、ほとんどありません。

抜歯前の注意点について

親知らずの抜歯前の注意は?

基礎疾患のある方や、血液をサラサラにする薬、骨粗鬆症の薬を服用されている方は、事前に主治医への問い合わせが必要になります。

  • 小手術ではありますが、幾分かの身体への侵襲を伴います。体調が悪くない時に抜歯をしましょう。
  • 直前の食事は嘔吐反射が強い患者様の場合に嘔吐を伴う危険性があります。
  • また、空腹時の抜歯も術後の数時間の飲食しにくい環境を考えると推奨できません。少し前には飲食を済ませた状態で抜歯に赴きましょう。
  • 術中の感染のリスクを下げるためにもお口の中は清潔に保った状態で抜歯に臨んでください。

抜歯すべき最適な時期はありますか?

若いうちに抜歯をした方が骨の治りもよく、痛みも少ないです。

しかし下の親知らずの場合はどうしても腫れたり痛みが伴ったりしますので、抜歯後に試験や大事な仕事などがある場合は、時期をずらすことをお勧めします。また炎症により急性症状(腫れ、痛み、発熱など)が出ている時期は、抗生物質により症状を抑えてから抜歯をした方が良いです。

抜歯後について

抜歯後は通常どの程度腫れますか?

下あごの親知らずを抜いた後は、おたふく風邪の時と同じくらい腫れます。

腫れる期間はどのくらいですか?

ピークは一般的に3〜4日ですが長い方で2週間程度続く方もいらっしゃいます。

危険な腫れ方はありますか?

当院では今まで一度もこのようなことはありませんが、抜歯後すぐに腫れてきて呼吸ができないような場合は危険なのですぐにお電話ください。

親知らずがまた生えることがあるの?

親知らずは抜いた後は生えてきません。

WEB予約が埋まっていても、
当日受診可能な場合がございますのでお電話ください